生産者の声
麹は日本が世界に誇るスーパーフード!
醤油と同じくらい食卓に欠かせない
存在にすることが目標です。
W BROTHERS 渡邉俊治さん
W BROTHERSの渡邉俊治さん。発酵スペシャリストの「醸しにすと」の資格も持たれているそうです。
W BROTHERSさんは麹に特化したカフェをされているそうですね。
元々私と兄は別々の飲食店で働いていたのですが、二人で一緒にカフェを開こうとなった時に、ありきたりな店にはしたくないという想いを共通してもっていました。そこで目を付けたのが「麹」でした。これまでも一部のメニューに麹を使うお店はありましたが、それなら僕たちはフードだけでなくドリンクにも麹を使ってもっと尖った店にしようと思ったんです。
お店はJR西宮駅から徒歩6分ほどの場所にあります。
なぜ「麹」だったのでしょうか?
あまりピンとこないかもしれませんが、実は麹は日本の食文化にとって無くてはならない存在です。例えば醤油や味噌・みりん・酢など、普段何気なく使っている調味料のほとんどは麹を使って作られています。今でこそ塩麹や醤油麹といった麹製品が登場するようになりましたが、麹にはまだまだ未知の可能性があると感じたのが始まりでした。
実際麹を使ってメニュー開発してみると新しい発見がいっぱいで、肉を柔らかくしたり魚の臭みを消すだけでなく、パンケーキに混ぜるとしっとりふっくらと焼き上げることが出来ますし、カフェオレやリンゴジュースに混ぜてもまろやかな甘さになったりと、どんな食材との組み合わせでも驚くほど馴染んでくれるんです。
しかも麹はビタミンBやアミノ酸・酵素が豊富に含まれていて美容や健康にも良いので、もっとたくさんの人に麹の魅力を知ってほしいと思うようになりました。
お店では麹を使ったフードはもちろん、麹クラフトビールや果実麹シロップなども楽しめます。
「甘麹」はどのような経緯で作ることになったのでしょうか。
市販されている甘酒は日持ちを良くするための加熱処理によって麹が作り出す酵素が失われていたり、中には砂糖や塩・保存料や酸化防止剤などが含まれているものもあります(注1)。これではせっかくの麹の魅力も半減してしまいます。それなら、自分たちの手で栄養素はそのままに美味しくて安心・安全な麹ドリンクを作ればいいとなったのです。
注1:全ての商品に当てはまるわけではありません。購入の際は成分表示や原材料などをを良く読んだうえでお選びください。
さっぱりとして、米本来の甘みが楽しめる「甘麹」
「甘麹」を作る上でのこだわりを教えて下さい。
一番こだわったのは味わいです。甘酒は独特の匂いや風味が苦手という方も多いですが、そんな方でも口にして頂きやすいようサラっと飲みやすくさっぱりとした味わいに仕上げています。砂糖は一切加えておらず米本来のやさしい甘みがありますので、そのまま味わって頂くのはもちろんですが、みりん・砂糖・はちみつ代わりの調味料として様々な料理に活用頂くのもオススメです。また、加熱処理しない分、素材の仕込みから袋詰めまで衛生管理にも細心の注意を払って製造しています。
甘麹をベースに野菜や果物を加えた「麹スムージー」は、女性やアスリートの栄養補給にもオススメです。
最後に消費者の皆さんへメッセージをお願いします。
僕たちの一番の願いは、より多くの人に“麹のある生活”を送って頂くことです。僕自身、毎日麹を摂るようになって体調がすこぶる良くなりましたし、昔より肌がキレイになったねと言われるようになるなど、日々麹パワーを実感しています。
iimonoの甘麹はジュースがわりになるくらいさっぱり飲みやすく仕上げてますので、甘酒が苦手という人もだまされたと思って一度試してみてください。きっと気に入って頂けると思います。
麹のワークショップを催したりHPで麹レシピを公開するなど、麹の普及活動も積極的に行っているそうです。
取材日:2024年3月18日